昨日、20代の女性に「バブルって経験してみたかったです~♪ どんなでしたか
」
って、目をキラキラさせて、聞かれました。
「うーーん、何だかイケイケドンドンで、何にでも手が届いちゃうような勢いで、気がついたら自分の周りにも”一流品”って言われるものが、当たり前にあって・・・」って答えたら、
「へェ~~ うらやまし~い
」
私の同世代の友人は、やはりバブル期を聞く若い人に、
「世の中右肩上がりでね~ぇ、しょっちゅうパーテイがあって、ドンペリがポンポン開いちゃうし、
それは楽しかったよ~~
」って言ってるそうだけど
「でもやっぱり異常だった。なんか地に足がついてないような・・・
何がホンモノなんだろうって、思ってた。」と言ってしまいました・・・。
日本で「もっともっと!」とキョンキョンがCMで言ってた頃
フランスの田舎を訪ねると、教会があって、広場があって、そこにパン屋が一軒、肉屋が一軒、八百屋が一軒、カフェが一軒、そして昔からの住宅と田園地帯・・・
人間の暮らしって、これで足りるんだなぁ って思ったものです。
そして住人は「ここは、美しいでしょう!? 私はここで生まれてずっとここで暮らしているのよ。」
と誇らしげに言うのです。
(それって、ここから一歩も出たことなくて、ヨソを知らないってことぢゃ・・・!?)(゜o゜)
でもその誇りが、羨ましかったです・・・(^’^)
欧州の階級&学歴社会では、農家出身の中卒で首相になったり、世界的企業の経営者になったりの
アメリカン・ドリームはありえないのですが、
身分相応の人生の楽しみ方を、知ってるなぁと、思いました。
ウサギ小屋(?)にブランド物は、「身分不相応」ということを、思い知ったものです。
逆に、ウサギ小屋から堂々とブランド物を下げて歩けるのも、日本の良いところですが・・・
そしてバブルもはじけ、今の大不況時代
「ひととおり良い物は味わわせてもらったし、ふだんはユニクロよ♪ (^^ゞ」と言うと
20代女子「でも私たち、ユニクロしか知らないなんて、あまりに悲し過ぎます(ToT)」
「そりゃそうね・・・
何かの時に、ホントに良い物を自分に与えてあげて、ホンモノを知って、
自尊心も高めてあげた方がいいよね。
バブル世代の若者より、今の若い人の方が、地に足が着いてる気がするけど、
でも夢は持ってた方がいいのは、確か」と、言っておきました。
時代は一概に比較できないけど、どんな時でも、「夢」と「自尊心」は失わないでいたいです。