アイルトン・セナへのオマージュ

やっと「アイルトン・セナ~音速の彼方へ」を、DVDで、観ました。
アイルトン・セナ~音速の彼方へ   アイルトン・セナ 音速の記録


DVDは、彼の人間としての成長も、よく描かれています。
10代の頃から、男性タレントとか、俳優、ミュージシャン、選手とかに、あまり憧れることのなかった私ですが、
セナには、その目に、なつかしさというか、
親近感というか、何か感じるものがあり、
そして、彼の神業的なレースに
すっかりファンになりました。

乗務していた頃、セナを機内でサービスしたという同僚もいて、いつか会いたいexclamationと、思っていました。
不可能をも可能にし、天気をも味方につける天才
彼の、「ありえな~いexclamationexclamationexclamation」と思わせる
奇跡的なレースに、魅了されていました。
広くて人の多いサーキットでも
遠くに見える黄色いヘルメットは
その放っているオーラが、違います。exclamation

まだブラジルが貧しく、ヨーロッパの壁が高かった時代、政治力や大金が動く世界で闘い
国旗を背負って、実力だけで、チャンピオンになった英雄。
今でも彼は、誰に言わせても、「NO.1レーサー」だそうです。
セナに捧ぐ ~伝説になった音速の貴公子 アイルトン・セナ財団公認 没後15年アイルトン・セナ特別写真集 「SENNA FOREVER」  AYRTON SENNA―The First Decade 今宮純 F1名勝負集 1987-1994
3度目のチャンピオンになった時、彼の目は、既に「老成」していました。
しかし、彼のラストとなる94年は、シーズン当初から「えっ、これ、セナ


」と思うほど、オーラがなく、(見えてるわけじゃないんですが・・・)何だか、ひとまわり小さく見えました。
そして、最期のレース・・・
スタート前の彼には、いつもの「勝ちに行く!」といった気迫が、ありませんでした。
考えられないクラッシュ  信じられない訃報に、3日3晩、泣き暮らしました。
それから、「気をみなぎらせないと、事故を呼ぶ」と、毎度気合を入れて、乗務したものです。
セナのお墓サンパウロで
セナのお墓参りに行きましたが、
「これが、国民的ヒーローのお墓?」と思うほど小さく、周りと同じ目立たないものでした。
モナコのセナのマンションも
眺めに行ったものです。
生きてる時に、会いたかったな・・・

あれから、16年、
ブラジルは、BRICSと言われるように経済成長し、甥っ子はレーサーとしてデビューし、
もし生きてたら、今頃どんなことをしてるでしょう。
久々に見るセナの映像に、この大変革の時代こそ、
自分を見失わず、逃げ出さずに闘った彼のような姿勢・信念が、大切かもしれないと、思ったのでした。

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