体はすべて知っている！

現代社会は、情報社会と言われています。
情報が発信される早さと量は、数年前とは比べ物になりません。
ご自身や家族の健康、美容のため、そして原発事故以降は、被曝対策のために…
そんな情報だけを元に、ご自身で実践されていませんか？
本当にそれらがあなたに合っているか、確認していますか？

あなたの状態や体質に本当に合っていますか？

例えばアーユルヴェーダでは大きく分けて３種類の体質があるとされています。
ヴァータ、ピッタ、カパと呼ばれるものがあり、それぞれに体格や体質、合う食事等が異なり、
そこからそれぞれにあった治療法などを行います。
そう、いわゆる十人十色なんです！人の体質や状態は。
自身の体に合わない健康法を、ウッカリ試すと大変な事になりかねません。
それを意識せず、流行や情報で「良い」と言われているものに、むやみに飛びついていてはなりません。
例えば、暑い時期にあなたの体は、冷房の強いオフィスでスッカリ冷えているとしましょう。
それでも世間は夏なので「体を冷やす夏野菜をたべよう」「熱中症対策で体を冷やしましょう」というような情報ばかりです。
そんな事をあなたの生活に摂り入れたらどうなるでしょう？　結果は目に見えていますね。
合う/合わない、快/不快、など、ご自身の体の声をシッカリ聞いてみませんか？

筋肉が全てを語る？　Oリングテストとは？

O（オー）リングテストと呼ばれる代替医療として認められている方法の一つで、筋肉反射テストとも呼ばれています。
指を使い筋肉の反応を見て、体に合う物がどうかを判断できるとされています。
ニューヨーク在住の大村恵昭医師により、1993年にアメリカで特許を取得されている、医療的補助診断法です。
私たちの目的は、自分に合うモノを自分で見つける事です。
早速、実践してみましょう！
２人１組で行います。
1)　一人が片方の手で、人差し指と親指を合わせて輪を作ります。（”お金”を意味する指の形ですね）
2)　もう一人のパートナーは輪を作った指を軽く掴み、合わせた指同士を引き離すように引っ張ります。
3)　この時に輪を作った指同士が離れないように力を保ちます。この力加減が平常とします。
4)　本人の性別か名前を、声に出します。例「私は女性/男性です」
5)　パートナーは輪を作っている指を、先に説明したように引っ張ります。
指に力が入り動かなければ、声に出した言葉が正しい証拠です。つまり「YES」と筋肉が反応しています。
もし、力が入らず指同士が外れてしまった場合は、「NO」を示しています。
　
6)　片方の指で先のように輪を作ります。（Oリング型）
7） 反対の手に、テストしたい食べ物などを持ちます。　　大きなものであれば、触れるだけでも結構です。
8)　パートナーにOリング型にした指を引っ張ってもらいましょう。
9） 指の力を保ち、Oリング型のままであればテストしたモノはYES！　あなたの体に合っています。
　　指に力が入らず指が離れてしまったら、テストしたモノはNO！　　あなたの体に合っていません。
もし反応が上手く出ない場合は一旦休み、呼吸を整えたり、
背中の肋骨の下あたり（腎臓部分）に手を当てて軽く温めたり、常温の水をグラス一杯程度飲んでからもう一度お試し下さい。
アクセサリーなど金属質の物は外してください。
体を締め付けない格好で行うとより分かりやすいです。
このOリングテストについては代替医療の方法として認められてはいますが、
未だ色々な見解がなされており一部の方々には信憑性がないものだというような声もあります。
始めは半信半疑でしたが、百閒は一見にしかず。
以下の方法で筋肉の反応を試してみた所、いかに体が正直かつ正確かを、実感しました。
　
1) 腕を体の真横、肩の高さで水平に伸ばす。
2) パートナーに腕を上から押してもらいます。
3) 下がらないように力を入れて水平に保ちます。
4) 同じ力を保ちながら、ご自身が思い出すだけで嫌になる事や悲しい事、辛い事を想像します。
5) もう一度パートナーに同じ力で腕を上から押してもらいます。
6)すると、あら不思議。水平に保とうと先ほどと同じ力を保っている筈なのに力が全く入らず腕が簡単に押し下げられてしまいます。
これは、人体が持つエネルギー磁場と思考から派生する脳からのシグナルが関係していると言われています。
是非一度お試し下さい。

応用編　いつでもどこでも一人で出来るOリングテスト方法！

２人１組でやる方法より簡単で反応が分かりやすいやり方を、ご紹介したいと思います。
１）片手（聞き手が良いという諸説有）胸やや下に構える。
　 この時、肘は下げず水平にします。
２）人差し指を水平にまっすぐ伸ばします。
３）まっすぐ伸ばした人指指の爪の生え際に中指を乗せます。
４）中指で人差指の爪生え際を押し下げようと力を加えます。
　　この時、まっすぐ伸ばした人差し指を曲げないよう力を保ってください。
反応としては先ほどの方法と同じです。
人差指の力が保てたまま、まっすぐ伸びている＝YES！
人差指の力が入らない。曲がってしまう＝NO！
それでは反対の手にテストしたいモノを持って、試してみましょう。 　いかがでしょう？
始めにご紹介した基本の方法より、ご自身の感覚でわかるのではないでしょうか？
これも先と同じく上手く反応が出ない場合は、深呼吸をして休んだり、水分を十分に取ってみてください。
なかにはトレーニングが必要な方もいるかもしれません。
焦らず、思い込まず、シンプルな気分の時に試すのもいいかと思います。

上級編？　自分の胸に聞いてみる？

上級者と呼ぶべく長くこの方法を生活に取り入れている方の、更なる方法を聞きました。
彼はテストしたい物を、ただ胸の前に近づけるだけ、だそうです。
そうすると、自分に合う物（問題無いもの）は、特に反応がないというのです。
反対に合わない物は胸の前に近づけると、胸が「キュッ」と締め付けられる感覚がするというのです。
その胸の前というのは免疫機能を司りT細胞など
人体にの免疫活動に非常に重要な細胞と作る臓器「胸腺」がある場所です。
こちらも是非、お試し頂いてご自身の体の反応を観察してみて下さい。

自分に合わない食事法で気付いたOリングテストの重要性

なぜ「Oリングテスト」を皆様にお伝えしようと思ったかというと、
身を以て「本当に自分に合った」モノを選ぶ重要性と効果を感じた経験が、過去にあったからです。
以前、たまたま目にした、ある健康ドリンクを試したことがありました。
飲み始めて２−３日。とてもお通じが良く、寝付きも良くて効果を感じていました。
味も好みで寝る前に飲む事が楽しみになっていた頃です。
首回りのアトピーが出てきました。
「自然療法でよくある好転反応だ！」
そう思い込んで続けていましたが、それがひどくなる一方でした。
オカシイ、そう思い始めるのに時間がかかりました。
なぜなら「その健康ドリンクは体に良い」という先入観があったからです。
「そういえば、昔Oリングテストってものを学んだではないか！」
そう思い出すや否や、早速その健康ドリンクを左手に、そして右手を構えてテストしました。
「クニャ…」やっぱり…。指に全く力が入らず、指は曲がってしまいました。
そこで気付いたのです。「体はすべてを知っている」のだと。

あなたを一番知っている自分の体に聞く！

そもそも遥か昔、原始の頃。動物はどうやって大自然の中で食べ物を見つけたのでしょう？
大自然の中を歩き続けて、匂いや見た目、そして少し口に含んでみて目の前の動植物を食べられるか判断していました。
つまり野生の本能と生物の感覚で探し求めていたのです。
その頃の遺伝子情報は現代の私たちの体にも当然引き継がれています。
あなたが日々の生活の中で
本当に、体で、本能で、選び抜いた食材こそが、その時あなたの体に必要な栄養素かもしれません。
その原始的な本能を呼び覚ます為にも日頃から添加物や加工食品、化学物質や重金属などをなるべく体に取り入れず、自然のままに近い未精製食品や生きた酵素が豊富な食事をするなど、健康的な生活に切り替える事が現代の私たちには必要です。
そうすれば自ずと私たちの細胞は目覚めるのではないでしょうか？
正しい食材選びを、外からの情報に踊らされるのは、もう卒業しませんか？
生まれた時から共に今日まで過ごして来たご自身の体が、一番あなたを知っています。
その体の声を、もっとしっかりと聞いてみてはいかがでしょうか？　
あなたの命を守れるのは自分自身しかいません。
今回ご紹介したOリングテストがその手助けの一つとなれば幸いです。